はじめてのレースイベントに行ってきました。これまで知り合いや、自転車屋さんのイベントはあったものの、レース的なものはお初です。ロードはじめて1年ちょっと、成果を試す時です。
結果なんですが、思いのほか満足のいくものでした。思いのほかというのは、最初は当然60周するつもりなんです(笑)。でも、ものの2周で諦めるんです。速い人らをみて絶望と、1周が全然全く長い。風もつよい、雨も降る。一回謎のお天気雨でびっくりしました。誰かがホースでいたずらでもしているかと思ったが、実況席の人も雨がどうとか言ってた。自然びっくり。
テストを一回しかしていないガーミンがまたスタート直前に動かず、いや他のサイコンもいつもイベント開始直前は動かないんだけど...。ケイデンスが測れないと前回諦めたのになぜか今回は測定されているのでびっくり。でも今度は時速が動かない(笑)。GPSだからじゃね?みたいに言われて、神経質でない私は「まいっか」と、スタートしました。
最初の4時間で太ももの内側や付け根を破損する
3時間程度走ったときに、いままで経験したことのない太ももの内側と付け根に筋肉痛予報が流れます。「えぇ、しらない痛み、しらない疲弊。まだ4時間も経ってねぇ」と、心で叫びながら僕の8時間エンデューロは終焉の時を迎えました。「きゅ、休憩しよう...」
8時間ロードソロは精神的にやられる
8時間ロードソロって、全体参加の割合でいくと、メイン種目である割りに150人程度しかでません。4時間の人や、チームの人で5000人以上の人らが関わるのにです。どういうことかというと、皆めっっちゃ跳ばすんです。そのため、すごーく抜かれる。踏むもんだからトレインに乗れない。なんでこんな奴に抜かれるんだーってくらいに心が落ち込みます。チームは交代制だし、4時間はほぼ午前中に終わります。午後のトロバラは10周限定です。8時間ソロは速い人たちは別次元ですが、耐久を念頭に置かなくてはいけません。さっき踏みすぎただけで、今踏めなくなるんです(笑)。ゲームのスタミナゲージみたいに分かりやすい体力調整が効いてくるんです!
ガチでなければ準備はしなくていい
前半に脚を故障した私は、ドリンクの作成を兼ねて休憩することに。ここでもソロは精神的に来ます。チームの人らは前に出て、交代を待っていたり掛け声をかけて応援しているんです(笑)。私はそれをかき分けて自分の荷物置き場に向かいへたり込みます(笑)こっちは疲れているのにチームやサポートの人はチンタラ歩いたり、雑談したりと余裕そうです。これもソロの宿命です。で、自転車により大事な太ももを痛めた私は、ボトル補充を休憩時間としました。これが事前に用意してあると、ただ( ゚ ρ ゚ )ボーっとしてなくてはいけません。エネ餅一つ、アスリチューンを一つ摂取して、せっかくだからと再出発します。この時もチームをかき分けて一人で旅立つ寂しさがあります。と、いっても応援されても頑張れないほど辛いので応援が必要なわけでもなく、用のない人がちょっと邪魔というのが本音です...。ソロ専用のピットがあってもいいんじゃないかなと思います。とりあえず出場前は事前準備を気にしていましたが、休憩にもなるのでそこまでいろいろ準備しなくていいです。1回目の休憩はそれでも10分程度でした。実はあまり休んでいない。まぁ寂しいし時間の限りがあるし、思いのほか早めに旅立つのです。
1回目の休憩後は...
さて、休憩後ですが6周で実はまた休憩に入ります(笑)。原因はおしっこ!休憩開けて、記念だから我慢して走ろうと回っているうちに、なんかトイレいまさら行きたくなって、ピットが閉まる時間と尿意との戦いです。結局ピットが閉じてしまって、開場後すぐにトイレ休憩に...。しかしこれが実はプラスに働く休憩でした。
脚が復活した2回目の休憩
休憩というか...トイレに並んでいる間に、エネ餅二つ、アスリチューンを一つ、マグオン6個分をチューブにいれたものをチューチューしていました(笑)。こんな補給で痛めた脚が治るわけないと思っていたんですが...しかもトイレ待ちでタチッパですよ?トイレ休憩終わって、レースを再開した時に気づいたんです。「あれ?脚が痛くねぇ、マグオンすげぇ」と、素直に思いました。マグオン以外も摂取してるけどね。一度べたつくという理由で見限ったマグオンに助けられたので感謝が芽生えました。この復活がどれだけ凄いかというと、1周13分台に落ち込んでいたのが、休憩後11分台で周るようになります。この休憩自体もものの10分です。なので鈴鹿8時間で私は20分程度の休憩だったことになります。この休憩時間はあとでラップを見て分かりまして、こんな短い時間で痛みや疲労が和らいだのは、補給に他なりません。
目標を設定する事で、脚が戻る。
それでも数周すると、14分代が2回続いてしまいます。お天気雨と風。それともう無理かも十分やったという満足感?です。これでピットにもどってリタイヤしようと思って走っていました。でも、サイコンを見ると150km超えたところ、200kmは超えたいなぁ淡路島片自走で200km以上走っているし。あと35周したい、区切りいいし。と、そう思いながらサイコンを見るようになったんです。すると知らずのうちにランナーズハイっぽくなります。後半の2時間半くらいは水分も補給も前半より取らなくなり、ひたすらグルグルまわります。ギアの切り替え方もこのころは自分にあうようにできるようになります。前半は無理に重いギアで坂を登っていましたが、それが耐久では致命的と肌で感じで坂=インナーに早めに切り替えるようになりました。また、下り坂は疲れてきたら前傾でペダルはフラットにしておしりも少し浮かせながら休ませました。でも下りは踏めるなら踏んだ方が当然速いです。ほどよく踏むのがポイントです。これで、後半もほとんど12分台で周ることができました。
危険はあったのか
一番の心配は落車なんですが、救急車が3回くらいピーポーピーポー走りすぎていきました。道端に倒れこんでいる人も見ました。なぜか大破したサングラスが2周目の時点で落ちていたり...あと終盤疲れすぎたのか、目の前で坂の途中で疲労で倒れて落車する人がいて、びっくりしました。しかもすぐに起き上がって横に移動するものだから接触しかけました。あれが個人的には地味に一番危なかったです。お互いスピード出てないですけどね(笑)。
常に危険なのはコーナーに入るときの人数と、コーナーに入るときのスピードの違いです。速い人が左側を走り抜けるのがベストですが、誰が誰より速いなんて勘なんです。僕はマドン+zippでこの体重ということで、下りは速い人並みに速いので大抵抜き去りますが、人が多いカーブは、それぞれの膨らみ方とか減速とかが違って毎回不安になります。そうなると人の多いカーブはスピードを出さない方がいいです。せっかくのタイムを縮めるチャンスですが、接触しては仕方ないです。そうそう、入りのスピードやタイヤのグレードとかフレームの倒し方でも膨らみ方が違うので、そこも危険とは思いませんでしたが、なかなか危ないポイントですね。これは体感してもらうのが良い経験になると思います。
レース開始直前や、途中で雨が降っていましたが、雨により路面が濡れて落車というのは私が見過ごしただけかもしれませんが、見当たりませんでした。変な言い方ですが、私が見た落車はただの落車です。ちゃんと危険であると認識していれば、ある程度防げるものでもあると思えるようになりました。
次回も出たいか
思いのほか結果が悪くなく、来期も出てみたいと思っていますが、天気予報は雨。風の強い日ということで、参加者がいつもより少なく、周回も少なく高順位にいけました。なので、今回と同じパフォーマンスでは、成績は落ちると思われます。なので、もう1段階成長できそうだったらでたいなという心境です。
受付とか、ピットとか行ったことのない鈴鹿を事前に把握するのは難しいですが、そこはほぼ日本人だらけのイベント。資料を軽く目を通しておきさえすれば、分からなければ聞いてしまえばなんとかなります。
タイムを上げるポイント
持久力と、補給がベースです。しかしタイムを上げるのであれば、やはり地味に長い坂でしょう。あの坂を一定のスピードで駆け上がるウエイトである必要があります。風避けのトレインはある程度高速に乗れるパフォーマンスが身に着かないと基本合う人はいないです(笑)何度か後ろに着くことがあっても、遅いので前にいくとついてきてなかったり、自分が前に行きたくても踏めるスピードじゃなかったりと、合わせるって本当に大変です。
インプレ系
今回は、上は秋冬エスファイア、下は春夏エスファイア、脚は夏用のクールなパールイズミアームカバー(笑)。脚はトゥカバーを付けました。インナーはファイントラックで統一し、上着とグローブとソックスがメッシュでした、脚はなし。服装については満足でした。後半腹回りが寒く感じましたが、全然我慢できるレベル。汗冷え一切なし!雨が降ればgore bike oneの出番でしたが、レース前に雨はあがりました。ウィンドブレイカーを着ている人がそこそこいましたが、風が強めでバタついており、タイムロスしていたんじゃないかなと思います。
あとゼッケンはピン止めは使わず、5000番テープを使いました。マジでいいですね!はじめてぶっつけ本番でしたが、キッチリ付けたら8時間ずーっとぴったりくっついていました。終わってからペリペリって剥がしましたが、全部ゼッケンにテープが付きました。評価、インプレ通り!!絶対おすすめ。ピン止めでバタバタさせている人が結構おおいので、テープが流行ればいいね。ちなみに適当に貼る性格の人は向いていません。服を脱いで位置を確認して、服にシワがないようにぴたーっと貼りましょう。
タイヤのコンチネンタルコンペティションですが、こちらもめちゃめちゃ快適でした。コーナリングの心配も消え、回転も良く。これでシーラントいれているためパンクもしにくい。最高です。ちなみに私は今風の25mmです。
ドリンクですが、いろいろ事前に考えていた割には、ミックスして薄めるというざっくりしたものになりました。
経口補水液、VAAM、Mag-on、グリコのクエン酸&BCAAです。これらを適当にミックスして4本分作りました。攣るようなこともなかったですし、このミックスはありなんじゃないでしょうか。クエン酸は酸っぱすぎるのでこれはありです。
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